阻止棒

今日のこと。

琵琶湖大橋のETCゲートにちょっとスピードを出したまま入ったら『阻止棒』にミラーがあたった。もうちょい早く開くようにしといてくれや、と思うの半分、ちょっと無理な運転した反省半分。今までひとの運転であたった記憶はあるけど自分であてたのははじめて。びっくりした。

まあそれはええわ。そういうものやし。

阻止棒

急に停車すると追突事故になるリスク高いし、そもそもETCの『阻止棒(そしぼう:なぜこの名前を知っているかはあとで)』は車が接触する想定のものやし、特に警察に通報する案件でもないと判断、そのまましばらく走行していたら、ら、ら、なんか後の車の挙動が変やぞ。

よく見ると車内からスマートフォンをこちらに向けているよ。どうも撮影しているようだよ。なんだか気持ち悪いよ。

ん?わし当て逃げになってるんけ?少なくとも後続のドライバーはそう思って撮影してるんけ?犯罪行為を行った車を撮影するぞ、とかYouTubeに晒してやろう、とか思ってるのか?なんか歪んだ正義感を感じるぞ。気持ち悪いなあ。

こっちのは単なる運転ミス(まあ横着な運転ということになる。すみません)やけど、運転中のスマートフォン使用はつい先日厳罰化されたばっかりやんけ。バカなのか。正義を行使するために法を犯しとるやんけ。こっちが後ろのドライブレコーダー映像をだしたら自分のほうが道路交通法違反やのに。だいたいETCのゲートってカメラ映像にETC情報、ナンバー情報も全部ログが残るにきまっとるやんけ。犯罪ならすぐに捕まるわ。何のためにスマートフォンで撮影する?

気持ち悪いなあ。

車の中からスマートフォン撮影

イラッとしたんで信号で停車したときに車を降りて「君君、ひとを勝手に撮影したらダメだよ」って言った……ろかと思たけど、これでは相手の思うつぼ。編集の仕方によっては顔出しで悪人になってしまう。とりあえずそこにあったコンビニに入った。

んで、ついてくるかと思ったらそのまま真っ直ぐ去って行きやがったよ。なんだかなあ。本当に正義感を持ったんなら、着いてきて「君君当て逃げはダメだよ」ってしたらええのに。まあできんか。大きなトラブルになってまうかもしれんし。

 

しかしこれって実際当て逃げになるんけ?と思って、琵琶湖大橋さんに電話してみました。

 

結論から言うと大丈夫でした。

 

接触する車は結構多いのでいちいち対処はしていない。基本そんなに壊れるものでもない。でも壊れたら修理に5~6万円はかかる。逆に接触した側の車に傷がついても保障していない。ということでした。まあでも大丈夫やけど、担当の人の口ぶりでは場合によっては接触で壊れてしまうこともあるっぽい感じやった。もし当たったらやっぱり報告したほうがいいかもね。絶対報告が必要かどうかは聞かんかったけど。

車載器からは「ピンポーン、80円利用しました」が流れていたので未払いにはなっていないとは思ったけど、念のため未払いになっていないか聞いたら、調べて未払いだったら連絡くれるとの事。

とまあこんなやりとりの中でゲートのやつは『阻止棒』と呼ぶことを知ったのでした。

 

という話なんやけど、一方的に自分に正義があると思っているひとに撮影されたらどう対応するのが正解なのか。

うかつなことをすると昨今のSNS時代、非常に面倒なことになる。でも晒されてもこれまた面倒なことになる。

難儀な世の中やなあ。

 

しかし事故や事件が起きた時にすぐにカメラ撮影をする気持ち悪いやつって本当にいるんやね。その姿の醜いことよ。