チャイロスズメバチ

連日暑い日がつづきますね。

今日、某ゴルフ場様からの依頼でスズメバチ駆除の作業に行ったのですが、なかなかのレアスズメバチ「チャイロスズメバチ」の駆除でした。

25年以上この業界にいて駆除するのは初めて。

たぶん。私の記憶では。

このスズメバチはモンスズメバチやキイロスズメバチの巣を乗っ取るという習性をもっているそうです。

今回は切株の中に巣があったので、もとはモンスズメバチの巣だったのかなあと思っています。

あまり良い写真がとれなかったんで、ちょろっと描いてみました。

チャイロスズメバチの図

こんなスズメバチ。

死んだ個体を見ながら描いたので、動きのないイラストですが。

スズメバチ

さて、本格的に夏になってきました。

暑いです。

いやもう熱いです。

というわけで、春におもしろいものを見つけてひと月ほど観察した記録を紹介します。(というわけ、がどいいうわけか自分でもよくわかりませんが)

コガタスズメバチ巣作り0515

5月15日 近江八幡市某所

スズメバチが巣づくりをはじめようとしているのを発見しました。

コガタスズメバチです。

スズメバチの仲間はこの時期に冬を越した女王が一頭で巣づくりをはじめるのです。

コガタスズメバチ巣作り0517

5月17日

幼虫の部屋ができました。

コガタスズメバチ巣作り0519

5月19日

屋根ができました。

部屋の中には卵も見えます。

コガタスズメバチ巣作り0520

5月20日

少し大きくなりました。

コガタスズメバチの初期の巣は「とっくり」状になるのが特徴です。

この先楽しみです。

コガタスズメバチ巣作り0522

5月22日

屋根が大きく丸くなってきました。

コガタスズメバチ巣作り0523

5月23日

スズメバチの巣らしくなってきました。

コガタスズメバチ巣作り0524

5月24日

ほぼ球体になりました。

中でカリカリと何かをしている音がします。

コガタスズメバチ巣作り0525

5月25日

とっくりになりました!

コガタスズメバチ巣作り0526

5月26日

うーん、素晴らしいとっくり具合。

これを樹脂で固めたら本当にお酒を飲むのに使えるんじゃ?

コガタスズメバチ巣作り0608

6月8日

全く動きがありません。

とっくりの口も心なし崩れてきています。

外から軽く叩いてみても反応がありません。

いなくなっちゃったんでしょうか。

外出中でしょうか。

このあといつ見に来ても変化がなくなります。

音もしないし、これは女王に何らかの事故が起こったのかと思い観察を終了しました。

……ところが、

コガタスズメバチ巣作り0701

7月1日

あ!いてるやん。

とっくりの口部分は塞がれて、側面に出入口ができています。

働きバチも生まれたようで、2頭のハチがこちらを警戒しています。

巣の中にもガサガサと動くハチがみえるので、最初の卵からの5,6頭が成虫になっている様子です。

このまま観察を続けたら夏の終わりにはバレーボールぐらいの大きさになるでしょう。

でも結局3日ほど観察して、駆除しました。

なぜなら、この近江八幡市某所とは自宅の裏庭。

畑作業する場所に非常に近いうえ、お隣さんも草刈りなんかで近寄る可能性がある場所なんで、万一でも誰かが刺されたらエライことになると判断しました。

駆除はプロの秘密道具を使ってチャッチャッと終了しました。

これから夏になり、秋を迎えるとスズメバチの巣は巨大になり、ハチ達も狂暴になってきます。

ハチの駆除はシガ防虫にお任せくださいね!

近江八幡市、東近江市、彦根市などの弊社近隣だけでなく、滋賀県全域どこでも行きます!

 

幻日

昨日の夕暮れ時。

幻日

沈む太陽と虹色の「幻日」

「幻日(げんじつ)」とはプリズムがどうとかででるということだ。

関係ないけど7月になりました。

もう一年の半分が過ぎたんですね。

早いものです。

ハサミを買いました。

ものすごい前にハーブの「タイム」を植えた話を投稿しましたが、その「タイム」がすごい広がって手入れが大変になってきたので。

ザクザク刈り込める片手用の「刈込鋏」です。左側。

兵庫県の吉岡刃物製作所製。

刈込鋏剪定鋏

右側は愛用の剪定バサミ。

かっこいいハサミと思いませんか?

鉄で出来た道具はええなあ。

ちなみに「タイム」を芝生のようにして雑草対策をするのだ!とその当時考えていたわけですが……2,3年たって結果に点数を付けるなら50点。

芝生のように広がると確かに他の雑草は生えにくいですが、絶対に生えない訳ではなくまあまあ生えてきます。

そうすると「タイム」と絡み合って雑草がひきにくい。

なかなか思うようにはいきませぬ。

 

モリアオガエル

山に入って面白いものを見つけました。

モリアオガエルの産卵1

なんだかわかりますか?

モリアオガエルの産卵です。

モリアオガエルの産卵2

産卵は夜に行われると思っていたんですが、真っ昼間です。

夜まで待てなんだのか。

モリアオガエルの産卵というと一匹のメスに何匹ものオスが群がるシーンが有名ですが、周りには他のオスは見当たりません。

昼間なんで他のオスはどこかで眠っているのかもしれません。

‥はは〜ん、うまいこと抜け駆けしやがったな。

で、このアワアワの中に産みつけられた卵は1週間ほどでオタマジャクシになって、雨の日に溶けたアワアワと一緒に下の水面に落ちるんだそうです。

だから下が水辺になっているところで産卵するんですね。

でも、その水辺にはこんなヤツがいっぱい待ち構えてました。

イモリ

いわゆるイモリ(アカハライモリ)です。

落ちたオタマジャクシの大半は彼らに食べられてしまうんだとか。

ん〜生態系。