モンスズメバチ

『モンスズメバチ』

奴らの凶暴さはキイロスズメバチにも負けない……どころかキイロスズメバチよりも荒っぽいかもしれない凶悪スズメバチです。

そして経験上、こいつらはカンが鋭い。駆除するために近付くとかなり早い時点で攻撃してくる。怒らせると(防護服を着て)じっとしていても明らかに人間を意識して攻撃してくる。それもかなりしつこい。キイロスズメバチなんかはじっとしていたら人間がそこにいることを忘れたように辺りをブンブン飛び回るだけなんだけど、モンスズメバチは執拗に攻撃をしてくる。

もしかしたらわりと賢いのかもしれない。

モンスズメバチナナホシテントウ

ぱっと見はコガタスズメバチとよく似ていて、働きバチの大きさもほとんど同じぐらいの約28ミリ。腹のしま模様が波打ったようになっているのと、目と目の間が黒いのが見分けるポイントです。

巣は『がわ』の底がぬけているので、怒らせたときコガタスズメバチみたいに小さな出入り口から1頭ずつでてくるんじゃなく底から一斉にでてくる。駆除の難易度はかなり高いです。

おっと、だからといって値段は高くしてないですけどね。

モンスズメバチの巣

8月初旬の写真。

駆除後のワンシーンです。まだ季節が早いんで巣は小さいです。底が抜けているというより上側しか『がわ』はありません。この写真の時はまだ初期段階なので特徴はでていませんが、付近の隙間を目張りする習性があります。例えば住宅の板張りの壁内に巣をしたときは、その壁の全ての隙間を塞いだりします。

もうひとつ特徴があって、それは他のスズメバチと違って夜になってもいつまでも飛び回るところです。夜更かしです。一般的に近隣に対する安全が確保しにくい場所での駆除作業は、働きバチが巣に帰る夜間行うことがあります。でも、このモンスズメバチには通用しません。

あとあくまで私の所感なんですが、最近滋賀県で増えてきているような気がします。